目的

・頚部深層屈筋の活性
・前鋸筋、僧帽筋下部繊維の活性
・肩甲胸郭関節の動的安定性の向上
・上位胸椎伸展のモビリティ向上

手順

①伏臥位にて両肘を曲げ、両手の上に額をおく
②顎を軽く引きこみ、肘で床を押しつつ、頭を床から離す
③②の状態を保持、上位胸椎の締まりを感じる
④一度脱力し、動作を反復する。

注意点

・顎をひきこみすぎて頚椎が過度に屈曲
・過剰に肩に力が入りすぎていないか(僧帽筋や肩甲挙筋の過収縮に注意)

 

エクササイズのポイント

エクササイズ中は、頭頂から背骨を長く保つイメージで行うことで、脊柱起立筋群の過度な緊張を防ぐことができる。

肘で床を押し、肩甲骨を下制させることで、僧帽筋下部や前鋸筋の収縮を促し、上位胸椎伸展の感覚を得やすくなることに加え、僧帽筋上部繊維、肩甲挙筋の代償を防ぐ事もできるため、エクササイズ中は意識して行いたい。